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横浜下町パラダイスまつりとは?
ART LAB OVA
ART LAB OVA
異文化×異世代ミックス・ジュース
よこはま若葉町多文化映画祭+
横浜下町パラダイスまつり


毎年夏の終わりに開催している、映画を通じて身近な”世界”を考える「よこはま若葉町多文化映画祭」と、若葉町周辺を舞台にアーティストたちが企画する「横浜下町パラダイスまつり」。 国際色豊かな下町で映画をみて、近所で食べたりおしゃべりしたり。 学んで遊べる9日間!

Centering around Cinema Jack & Betty, the last traditional cinema house in Yokohama, we are going to host art and film festivals involving nearby stores of Japan, Thailand, Korea and China. We explore charms of back streets in covert and look for the new feature of the downtown with multinational children.
<写真は、帽子おじさんと家族劇団「山縣家」>


●会場
  ①横浜シネマ・ジャック&ベティ+横浜パラダイス会館(シネマ・ジャック&ベティ1階)
②横浜市中区若葉町界隈

●主催
  横浜下町パラダイスまつり実行委員会+よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会

●共催
・Art Lab Ova(アートラボ・オーバ)
*映画館1階に拠点「横浜パラダイス会館」を運営し近所のこどもたちに開放しています。
http://www.facebook.com/artlabova
・シネマ・ジャック&ベティ
*多文化な下町にある"まちの映画館"
http://www.jackandbetty.net/


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2010年12月23日

★意外な老舗「喫茶あんみつカメヤ」【八幡町|喫茶】

沖縄コザでまちを歩き回って、「やっぱり町を歩きたい!」という気持ちがムクムクと出てきて、ディープ横浜中のディープな町を歩くため、中村川を渡った。

残念ながら、一番ディープと思われた地域は、まさに、開発の手が入っている最中だった。
工事期間は、「2010年10月22日~2011年3月」とあり、ブルドーザーが地ならしをしていて、ごみ置き場には、粗大ごみがある。

あと、半年、早くくればよかった…。
後悔しながらも、まだ、ショベルの届いていない路地をさまようと、近江八幡の沖島のような雰囲気。
手作り風の家が数軒残っていた。

Photomemo



帰りに八幡町に立ち寄る。
この辺りは銭湯もあるし、まだなんとか戦後の町並みが残り、ほっとする。

磯村屋、池田屋と、時間がとまった店の並びで、ひときわ新しい雰囲気の喫茶「カメヤ」に入ってみた。

創業は三十数年前というので、「この辺りでは新しいですね」というと、
「いえ、昭和23年から伊勢佐木町5丁目で「喫茶たぬき」というおしるこ屋もやっていたんですよ」。

磯村屋も三貴製パンも接収解除後の昭和27年~28年に創業という中、5年も早く、しるこ屋をやっていたなんて!
そういえば、確か、野毛の和菓子屋「もみぢ」も、昭和21年、闇市の中でしるこ屋をはじめたのが最初で、甘いものが不足していたので大行列だったといっていたっけ。

創業当時の伊勢佐木5丁目は、裏道の「親不孝通り」が、進駐軍相手の飲み屋街(今はソープ街)で、昭和33年に売春防止法が施行されるまで、とてもにぎやかで、しるこ屋も夜10時まで開いていたとか。
喫茶「たぬき」も、最近まで営業していたようだけど、惜しくもなくなってしまった。

昨日は、ここの斜め前にある八百屋さんに、昭和20年5月28日の空襲の話を聞いたばかり。
明治の末か大正時代から続くこの八百屋の3代目であるおじさんは昭和9年生まれで、カメヤの女将さんと同期生。(学校がちがったらしい)
おじさんは、箱根に疎開してたけど、しもやけがひどくなって、横浜に戻ってきていて、空襲にあったという。
「愛児園の空き地に逃げたので助かった。阪東橋方面に逃げた人は8割亡くなった」。

このカメヤの女将さんは、箱根の強羅にいたので、空襲にあわなかったとか。

夕方5時すぎだというのに、2~3人の常連客=ご近所さん?が、集まってくる。
「ス」がオーダーしたおしるこ400円に誘われて、みんなおしるこをたのむ。

Photomemo
▲みつまめ330円。おしるこ400円。


もちろん、お客さん同士も知り合いで、女将さんにチョコレートをあげて、四方山話をしている。
女将さんが、おばあさんに「酔来軒に行ってきたの?」というと「今日はあんなに遠くまで行く時間なかったわよ」と答える。
しかし、酔来軒とカメヤは500メートルも離れていない…。

端々に、いろんなお宝話が、埋もれていそうなので、時々行ってみよう。

帰りに警察並びの豆腐屋さんでお買い物。
ここは、昭和30年ころ創業とのこと。
「昔の八幡町は、八百屋だけでも、3軒もあって、賑わいのある商店街だったのよ」。

確かに、お祭りのときには、そんな賑わいを感じました。


★喫茶あんみつ「カメヤ」
*ジャック&ベティ斜め前のパン屋「カメヤ」とは無関係です。
神奈川県横浜市南区八幡町2-8
営業時間:~19:30ころ
定休日:月曜




カメヤ 喫茶店 / 阪東橋駅伊勢佐木長者町駅黄金町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0
昼総合点★★★☆☆ 3.0










  

2010年12月23日

★安くて旨い名店「つかさ鮨」【若葉町|寿司】

最近お気に入りで、毎日行っている「風風(ふうふう)食堂」に、はじめてランチで行ってみようかと、店前までいってみたものの、ランチメニューが「ラーメン+半チャーハン500円」的ながっつり系だったので、そのとなりの「つかさ鮨」の「期間限定ランチ鉄火丼800円」に惹かれて、扉を開けた。

「へい、らっしゃい!」的な、いかにもな寿司カウンターで、2代目若大将が、ずらりと並んだお客さん相手に軽快におしゃべりをしている。

年末のせいか、ランチタイムだというのに、1貫ずつオーダーしている人たちは、2人で7000円~8000円も払っている。

かたや、こちとら、奮発して800円ランチ。

鉄火丼といっても、まぐろだけでも赤身と切り落としの2種と、そして、いかそうめんまでのっている。
アラの入ったお吸い物と小皿がついて、ボリューム満点。

Photomemo
▲ちなみに「期間限定」はいつまでか、まったく考えていないらしい。通常は1200円。



横浜日仏の学院長と仲良しだったころ、ときどき、中央卸売市場の「さがみや」のランチを食べたものだけど、「つかさ鮨」で十分だった。

聞けば、中郵便局の近くに、1965年昭和40年ころに創業し、2004年ころに若葉町に越してきたという。
そういえば、なぜか、中郵便局のあたりには、寿司屋が多い。
食べログをチェックすると、「イセザキの名店」とある。

今後、大事なお客さんとランチするときには、つかさ鮨か、「じゃのめや」のすき焼き丼1000円のどちらかだな。
*つうか、そんな場面ないけどね…。

★つかさ鮨
TEL :045-252-0321
住所 :横浜市中区若葉町2-30-2

営業時間 :11:30~14:00
       17:00~23:00
定休日:日曜休業