2010年07月29日
★ブラジル映像作品上映会 「オカムラVSアマゾン裸族」
チラシには掲載できなかったけど、8月28日(土)19:30~きゅうきょ決定した多文化映画祭での岡村淳監督のトーク&上映会「ブラジルの先史アートと心霊アート」。
先日シネマ・ジャック&ベティで開催された岡村監督映画特集「みらい世紀ブラジル『岡村淳の舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ』」で、すっかり岡村ワールドの魅力にはまってしまったし、今度の上映会の下見もかねて、本日西荻窪のブラジリアン・バーで開催された『岡村淳さんブラジル映像作品上映会 「オカムラVSアマゾン裸族」』を見に行った。
20年ぶり?の西荻にタイムスリップ。
「ほんやら洞」は「バルタザール」という名前になっていたけど、ほびっと村健在だった…。
▲Aparecida(アパレシーダ)
東京都杉並区西荻南3-17-5-2F
http://aparecida.pokebras.jp/
空調の風がもろにかかる席に座ってしまったので、冷房病になってしまったけど、入り口も店内もいい雰囲気。
まさに、ブラジルマニアにはたまらない店といった感じ。
どこかに「椅子に座ってゆっくり見るためにも早めに来てください」とあったので、上映15分前に入ったが、ヅが一番ノリだったw。
しかし、その後、続々と岡村フリークが訪れ、狭い会場は、10名以上で一杯に。
それこそ、ヅが、中央線沿線に住んで、西荻でもバイトをしていた当時、岡村監督は、テレビ番組のディレクターとしてアマゾンで取材と撮影をしていた。
その当時の貴重なアマゾン奥地の裸族の映像や、岡村監督自身の映像。
はじめてカメラが入ったという現場は、裸族にとっても、岡村監督率いるクルーにとっても、すべてが初体験。
岡村監督いわく
「彼らが何をやっているのか、わからないことがたくさんあった」
「彼らは塩など調味料を使わないので食べものがおいしくなかった」
「後から考えるといろんな病気がたくさんあった。何度も寄生虫が足のつめに卵を産んでいた」
「この部族は、本当に短気で、下手に怒らせたら殺されていたかもしれない。」
などなど、よくわからなかったからこそ、1ヶ月も滞在できたのかもしれないが、小さなことから大きなことまで、毎日がサバイバルだったにちがいない。
でも一方で、岡村監督が現地に入ったのは雨期の時期だったこともあり大きな祭もなく、また、誰かが亡くなることも、誰かが生まれることもなく、「見たこともない、はじめての、淡々とした日常」がそこにあるだけだったようだ。
そんな時間の中で、初潮を迎えた少女や、婚約者に足を突かれた少女、激しい女同士の争いなどの事件が起こり、それらを30分×2本にまとめあげ、しかしその中にも、日常の余韻を残すつくりで、岡村ワールドを堪能しました。
上映後は、岡村監督とざっくばらんなトーク。
なるほど。ヨコハマ国際映像祭のときに見聞きした「映像人類学」というものには、ピンと来なかったのだが、岡村作品から考えると腑に落ちる気がした。
▲監督が食べているのは、Feijaoとご飯とソーセージ。けっこうなボリュームで1000円。
手前は、監督おすすめの「ブラジル揚げ餃子パスティル500円。
中身は肉やらジャムやらいろいろあるようですが、今回はチーズでした。
この後、岡村監督は、8月1日は鹿児島枕崎、8月3日は東京、8月7日は浜松、そして一度ブラジルに帰り、再び8月28日にヨコハマ若葉町多文化映画祭に来てくれます。
▼ブラジルに渡ったドキュメンタリー屋さん「岡村淳のオフレコ日記」
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/
+++++++++++++++
▼岡村淳さんブラジル映像作品上映会 「オカムラVSアマゾン裸族」
日時:7月29日(木)18:00Open 19:30Start
Charge:カンパ制+Drink Order
岡村監督のテレビディレクター時代のアマゾンインディオ取材の体験談・こぼれ話を当時の映像を交えながら紹介します。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
先日シネマ・ジャック&ベティで開催された岡村監督映画特集「みらい世紀ブラジル『岡村淳の舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ』」で、すっかり岡村ワールドの魅力にはまってしまったし、今度の上映会の下見もかねて、本日西荻窪のブラジリアン・バーで開催された『岡村淳さんブラジル映像作品上映会 「オカムラVSアマゾン裸族」』を見に行った。
20年ぶり?の西荻にタイムスリップ。
「ほんやら洞」は「バルタザール」という名前になっていたけど、ほびっと村健在だった…。
▲Aparecida(アパレシーダ)
東京都杉並区西荻南3-17-5-2F
http://aparecida.pokebras.jp/
空調の風がもろにかかる席に座ってしまったので、冷房病になってしまったけど、入り口も店内もいい雰囲気。
まさに、ブラジルマニアにはたまらない店といった感じ。
どこかに「椅子に座ってゆっくり見るためにも早めに来てください」とあったので、上映15分前に入ったが、ヅが一番ノリだったw。
しかし、その後、続々と岡村フリークが訪れ、狭い会場は、10名以上で一杯に。
それこそ、ヅが、中央線沿線に住んで、西荻でもバイトをしていた当時、岡村監督は、テレビ番組のディレクターとしてアマゾンで取材と撮影をしていた。
その当時の貴重なアマゾン奥地の裸族の映像や、岡村監督自身の映像。
はじめてカメラが入ったという現場は、裸族にとっても、岡村監督率いるクルーにとっても、すべてが初体験。
岡村監督いわく
「彼らが何をやっているのか、わからないことがたくさんあった」
「彼らは塩など調味料を使わないので食べものがおいしくなかった」
「後から考えるといろんな病気がたくさんあった。何度も寄生虫が足のつめに卵を産んでいた」
「この部族は、本当に短気で、下手に怒らせたら殺されていたかもしれない。」
などなど、よくわからなかったからこそ、1ヶ月も滞在できたのかもしれないが、小さなことから大きなことまで、毎日がサバイバルだったにちがいない。
でも一方で、岡村監督が現地に入ったのは雨期の時期だったこともあり大きな祭もなく、また、誰かが亡くなることも、誰かが生まれることもなく、「見たこともない、はじめての、淡々とした日常」がそこにあるだけだったようだ。
そんな時間の中で、初潮を迎えた少女や、婚約者に足を突かれた少女、激しい女同士の争いなどの事件が起こり、それらを30分×2本にまとめあげ、しかしその中にも、日常の余韻を残すつくりで、岡村ワールドを堪能しました。
上映後は、岡村監督とざっくばらんなトーク。
なるほど。ヨコハマ国際映像祭のときに見聞きした「映像人類学」というものには、ピンと来なかったのだが、岡村作品から考えると腑に落ちる気がした。
▲監督が食べているのは、Feijaoとご飯とソーセージ。けっこうなボリュームで1000円。
手前は、監督おすすめの「ブラジル揚げ餃子パスティル500円。
中身は肉やらジャムやらいろいろあるようですが、今回はチーズでした。
この後、岡村監督は、8月1日は鹿児島枕崎、8月3日は東京、8月7日は浜松、そして一度ブラジルに帰り、再び8月28日にヨコハマ若葉町多文化映画祭に来てくれます。
▼ブラジルに渡ったドキュメンタリー屋さん「岡村淳のオフレコ日記」
http://www.100nen.com.br/ja/okajun/
+++++++++++++++
▼岡村淳さんブラジル映像作品上映会 「オカムラVSアマゾン裸族」
日時:7月29日(木)18:00Open 19:30Start
Charge:カンパ制+Drink Order
岡村監督のテレビディレクター時代のアマゾンインディオ取材の体験談・こぼれ話を当時の映像を交えながら紹介します。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
2010年07月17日
★2010年版のチラシできました。
よこはま若葉町多文化映画祭*横浜下町パラダイスまつりの2010年度版のチラシができました。
地元のイラストレーター吉田しんこさんがデザインを、地元の印刷屋さんが印刷をしてくれました。
お値段の都合上もあって、紙が90キロと薄めですが、気合でがんばりますw。
*どうしてもネット印刷屋は格安(というか劇安)。でも、本当にいいのだろうか?と、いろいろジレンマ…、というわけで今回は、地元の業者さんにお願いしてみました。
そして、表面にたくさんある、横浜下町パラダイスまつりのイベントですが、ただ今、スケジュール調整中です。
8月上旬には詳細アップできる予定です。
しばらくお待ちくださいませ。
▼チラシ表面サムネイル
(クリックすると大きくなり、拡大してみることもできます)
▼チラシ裏面サムネイル
(クリックすると大きくなり、拡大してみることもできます)
▼サムネイルの見れない場合もあるらしいので…。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
地元のイラストレーター吉田しんこさんがデザインを、地元の印刷屋さんが印刷をしてくれました。
お値段の都合上もあって、紙が90キロと薄めですが、気合でがんばりますw。
*どうしてもネット印刷屋は格安(というか劇安)。でも、本当にいいのだろうか?と、いろいろジレンマ…、というわけで今回は、地元の業者さんにお願いしてみました。
そして、表面にたくさんある、横浜下町パラダイスまつりのイベントですが、ただ今、スケジュール調整中です。
8月上旬には詳細アップできる予定です。
しばらくお待ちくださいませ。
▼チラシ表面サムネイル
(クリックすると大きくなり、拡大してみることもできます)
▼チラシ裏面サムネイル
(クリックすると大きくなり、拡大してみることもできます)
▼サムネイルの見れない場合もあるらしいので…。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
2010年07月12日
★岡村淳の「舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ」
本日、うわさの岡村淳監督とお話をした。
さすが、ブラジルを堪能しているだけあって、かなりおもしろい、独特のノリのある方。
よこはま若葉町多文化映画祭にも「おもしろそうだから行きます」といってくれました。
ちなみに、シネマ・ジャック&ベティ副支配人のオススメは「あもーる あもれいら」
若葉町のブラジル人オススメのブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」の上映もある!
▼シネマ・ジャック&ベティ「みらい世紀ブラジル
岡村淳の“舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ”」
http://www.jackandbetty.net/miraiseikibrazil.html
++++++++++++
【特集上映】
みらい世紀ブラジル
岡村淳の“舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ”
【期間】
2010年7月10日(土)→7月16日(金)
【料金】
1回券:一般 1,200円/学生・シニア 1,000円
5回券:一律 4,500円(複数名で分けでご使用頂けます)
【会場】
シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
TEL:045-243-9800
【上映スケジュール】
劇場HP内特集ページをご参照ください。
http://www.jackandbetty.net/miraiseikibrazil.html
【概要】
自らブラジル移民となり、自ら移民のドキュメンタリーを撮り、自ら人々の集う世界各地のコミュニティへ赴いて「ライブ上映会」を開く岡村淳監督が、ついに映画館を「ジャック」し、連続「ライブ上映」を行う。
この芳「淳」な岡村ワールドと上映会を体験しないのは、人生最大の損失である。
星野智幸(作家)
【岡村淳 プロフィール】
在ブラジルの日本人記録映像作家。1982年、日本映像記録センターに入社。日本のTVドキュメンタリー制作の草分け・牛山純一代表に現場主義の取材を叩き込まれる。「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」の番組ディレクターを担当。処女作はシンガポールにロケした「ナメクジの空中サーカス 廃屋に潜む大群」(1983年)。
1987年、フリーとなりブラジルに移住。以降、「すばらしい世界旅行」の他、「新世界紀行」(TBS)「スーパーテレビ情報最前線」(日本テレビ)などの番組ディレクターを務める。
1991年、小型ビデオカメラを用いたひとり取材に開眼。1997年、「生きている聖書の世界 ブラジルの大地と人に学ぶ」の制作を契機に、以降はもっぱら自主制作を続けている。
正史に登場しない埋もれた日本人移民を10年以上、記録し続けた「郷愁は夢のなかで」「ブラジルの土に生きて」「アマゾンの読経」の長編ドキュメンタリー・ブラジル無縁仏シリーズ3部作、在野の移民植物学者とともに南米各地を踏査した「橋本梧郎南米博物誌」シリーズ、ブラジル奥地の貧しい保育園を1年にわたって記録した「あもーる あもれいら」シリーズ、夭折した日本人考古学者の足跡を日本・フィリピン・カンボジアに訪ねた「KOJO ある考古学者の生と死」などの自主制作作品がある。
作品の販売・レンタルは行なわず、制作責任者である岡村本人の立ち会う「ライブ上映会」スタイルを貫き、「ひとりでもご覧になりたい方がいればうかがう」方針のもと、既に日本と南米諸国を始め、欧米と東アジアなどの7カ国で上映活動を展開している。
【岡村監督による作品紹介】
※作品すべて、製作・構成・撮影・編集・報告 岡村淳
(名画プログラムを除く)
「ブラジルの土に生きて」
ブラジル・ミナスジェライス州の山峡に暮らす明治生まれの日本人夫妻の晩年に寄り添った記録。死期を察した夫はいかに死ぬかにこだわり、岡村にブラジル移民初期の秘話を託していく。農場の家事を担う妻は、現地の土を使った陶芸を始め、いかに生きるかにこだわり続ける。ある日、軍政時代に失踪した娘が訪ねてくるというが…。(2000年・152分)
「郷愁は夢のなかで」
古代遺跡を探してブラジル奥地を回っていた岡村は、アマゾン源流の町で不思議な日本人の噂を聞く。その人は世間との交際を絶ち、ひとりで掘立て小屋に暮らしながら、ひたすら独自の「浦島太郎」の物語を作り続けているという。ようやく出会えた老人は、岡村に謎の多い物語を託して、再び消息を絶ってしまう・・・。(1998年/2001年・155分)
「アマゾンの読経」
1986年、アマゾン奥地で一人の日本人旅行者が消息を絶った。男の名は藤川辰雄。遺体のないまま、現地警察は水浴中の溺死として処理した。藤川はアマゾンで果てた日本人の無縁仏の供養中に失踪したのだった。藤川が残したメモを手がかりに、岡村は藤川の数奇な人生を日本と南米各地の関係者を訪ねて浮き彫りにしていく。(2004年/2006年・316分)
「下手に描きたい 画家森一浩ブラジルの挑戦」
ブラジルで生まれ、5歳の時に家族と共に日本へ引き上げ、その後は画家の道をひと筋に歩んできた森一浩さん。近年、封印していたブラジルの記憶がよみがえり、ブラジルで発表する作品は現地で制作することにした。還暦を迎えた森画伯のブラジルでの創作現場で、画家とドキュメンタリストとの奇妙なバトルとコラボが展開する。(2010年・97分)
「パタゴニア 風に戦(そよ)ぐ花 橋本梧郎南米博物誌」
軍国日本を逃れ、未知の植物を求めて21歳でブラジルに移住した植物学者・橋本梧郎さんの積年の夢は、あこがれのダーウィンが探検した南米最南端のパタゴニアを踏査することだ。88歳にして夢がかない、強行軍のなか、ヨーロッパ人が地上最悪の土地と呼んだ過酷な大地に、巧みに適応して花を咲かせる植物を発見していく。(2001年・123分)
「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」
90代にして現役の移民植物学者・橋本梧郎さんの最後の夢は、地球最古の秘境・南米奥地のギアナ高地の踏査だ。奇跡的な体調回復と篤志家の登場で夢がかなうが、異常気象の連続で、念願のテーブルマウンテン行きが危ぶまれる。そこは数億年前に他の大地から隔絶し、生命が独自の進化を遂げた霧の彼方のロスト・ワールド…。(2005年・103分)
「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」<日本語・ポルトガル語バイリンガル版>
20代でブラジルに派遣された佐々木治夫神父は、奥地のハンセン病患者の隠れ里に迷い込んでしまう。彼らと共に歩もうと、知識も資金もないまま、フマニタス(人類愛)と名付けた協会を立ち上げて、四半世紀。佐々木神父とフマニタスは、土地なし農民やストリート・チルドレンなど、社会の弱者の尊厳の回復のために奮闘を続けている。(2002年/2006年・66分)
「あもーる あもれいら 第1部・イニシエーション」
ブラジル奥地の田舎町・アモレイラの貧しい子らの保育園の1年間にわたる記録の第1弾。両親のいる子供は1/3程度、各家庭は貧困・失業・暴力・麻薬といった深刻な問題を抱えている。保育園の新学期、通園を嫌がる子供たちは泣き叫び、次々と脱走していく。日本から保育士として派遣されたシスターたちの果てしない奔走が続く。(2007年・94分)
「あもーる あもれいら 第2部・勝つ子負ける子」
アモレイラの保育園にひどい暴力をふるう子がやってきた。彼は町の孤児院の子だ。シスターらの献身に、少年は徐々に心を開いていく。年の半ば、待望のお話し大会が始まる。スピーチの勝敗をめぐり、子供たちの激しい争いが続く。日本から派遣されたシスターは、子供たちを見つめながら長崎での被爆体験と亡き同僚たちを振り返る。(2008年・105分)
「40年目のビデオレター アマゾン編」
1962年、戦後の海外移住がピークの時期に七百人近い移住者を南米4カ国に運んだ「あるぜんちな丸」第12次航。あれから40年、日本から同じ夢と不安を抱いて渡った同胞たちのその後は? 同船者の記録を開始した和田さんは、アマゾンで小船に乗り換えて別れた仲間の消息を訪ねるが、早々に亡くなった若者の多さに愕然とする。(2002年・78分)
「移住四十一年目のビデオレター グアタパラ編」
1962年にブラジルに渡った小島さん夫妻の出会いは移民船のなかだった。夫はベトナムに技術者として派遣される予定が戦争で中止、妻は南米移住に取りつかれた両親に連れられ、中学を中退しての渡航だった。日本政府の杜撰な移住計画に翻弄されながら、小島さんは日本への出稼ぎを経て、移住地の建て直しを図ろうとする。(2003年・73分)
「アンデスの花嫁」※名画プログラム
1966年/103分/東宝/監督・脚本:羽仁進
出演:左幸子、高橋幸治/音楽:林光
アンデスに暮らす日本人と写真だけの見合いで結婚したタミ子。夫はインカ帝国の財宝探しに夢中になるが…。花嫁の異文化との邂逅、成長をアンデスのオールロケ描く羽仁進監督作。主演は左幸子。
「シティ・オブ・ゴッド」※名画プログラム
2002年/ブラジル/130分/アスミック・エース
監督:フェルナンド・メイレレス/原作:パウロ・リンス
リオデジャネイロの貧民街を舞台に、少年が殺人に手を染め、街を仕切るギャングへと成長し抗争に明け暮れる姿を壮絶な描写で綴る。アカデミー賞監督賞など4部門ノミネート、ほか映画賞受賞多数。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
さすが、ブラジルを堪能しているだけあって、かなりおもしろい、独特のノリのある方。
よこはま若葉町多文化映画祭にも「おもしろそうだから行きます」といってくれました。
ちなみに、シネマ・ジャック&ベティ副支配人のオススメは「あもーる あもれいら」
若葉町のブラジル人オススメのブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」の上映もある!
▼シネマ・ジャック&ベティ「みらい世紀ブラジル
岡村淳の“舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ”」
http://www.jackandbetty.net/miraiseikibrazil.html
++++++++++++
【特集上映】
みらい世紀ブラジル
岡村淳の“舞楽而留(ぶらじる)移民のススメ”
【期間】
2010年7月10日(土)→7月16日(金)
【料金】
1回券:一般 1,200円/学生・シニア 1,000円
5回券:一律 4,500円(複数名で分けでご使用頂けます)
【会場】
シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
TEL:045-243-9800
【上映スケジュール】
劇場HP内特集ページをご参照ください。
http://www.jackandbetty.net/miraiseikibrazil.html
【概要】
自らブラジル移民となり、自ら移民のドキュメンタリーを撮り、自ら人々の集う世界各地のコミュニティへ赴いて「ライブ上映会」を開く岡村淳監督が、ついに映画館を「ジャック」し、連続「ライブ上映」を行う。
この芳「淳」な岡村ワールドと上映会を体験しないのは、人生最大の損失である。
星野智幸(作家)
【岡村淳 プロフィール】
在ブラジルの日本人記録映像作家。1982年、日本映像記録センターに入社。日本のTVドキュメンタリー制作の草分け・牛山純一代表に現場主義の取材を叩き込まれる。「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」の番組ディレクターを担当。処女作はシンガポールにロケした「ナメクジの空中サーカス 廃屋に潜む大群」(1983年)。
1987年、フリーとなりブラジルに移住。以降、「すばらしい世界旅行」の他、「新世界紀行」(TBS)「スーパーテレビ情報最前線」(日本テレビ)などの番組ディレクターを務める。
1991年、小型ビデオカメラを用いたひとり取材に開眼。1997年、「生きている聖書の世界 ブラジルの大地と人に学ぶ」の制作を契機に、以降はもっぱら自主制作を続けている。
正史に登場しない埋もれた日本人移民を10年以上、記録し続けた「郷愁は夢のなかで」「ブラジルの土に生きて」「アマゾンの読経」の長編ドキュメンタリー・ブラジル無縁仏シリーズ3部作、在野の移民植物学者とともに南米各地を踏査した「橋本梧郎南米博物誌」シリーズ、ブラジル奥地の貧しい保育園を1年にわたって記録した「あもーる あもれいら」シリーズ、夭折した日本人考古学者の足跡を日本・フィリピン・カンボジアに訪ねた「KOJO ある考古学者の生と死」などの自主制作作品がある。
作品の販売・レンタルは行なわず、制作責任者である岡村本人の立ち会う「ライブ上映会」スタイルを貫き、「ひとりでもご覧になりたい方がいればうかがう」方針のもと、既に日本と南米諸国を始め、欧米と東アジアなどの7カ国で上映活動を展開している。
【岡村監督による作品紹介】
※作品すべて、製作・構成・撮影・編集・報告 岡村淳
(名画プログラムを除く)
「ブラジルの土に生きて」
ブラジル・ミナスジェライス州の山峡に暮らす明治生まれの日本人夫妻の晩年に寄り添った記録。死期を察した夫はいかに死ぬかにこだわり、岡村にブラジル移民初期の秘話を託していく。農場の家事を担う妻は、現地の土を使った陶芸を始め、いかに生きるかにこだわり続ける。ある日、軍政時代に失踪した娘が訪ねてくるというが…。(2000年・152分)
「郷愁は夢のなかで」
古代遺跡を探してブラジル奥地を回っていた岡村は、アマゾン源流の町で不思議な日本人の噂を聞く。その人は世間との交際を絶ち、ひとりで掘立て小屋に暮らしながら、ひたすら独自の「浦島太郎」の物語を作り続けているという。ようやく出会えた老人は、岡村に謎の多い物語を託して、再び消息を絶ってしまう・・・。(1998年/2001年・155分)
「アマゾンの読経」
1986年、アマゾン奥地で一人の日本人旅行者が消息を絶った。男の名は藤川辰雄。遺体のないまま、現地警察は水浴中の溺死として処理した。藤川はアマゾンで果てた日本人の無縁仏の供養中に失踪したのだった。藤川が残したメモを手がかりに、岡村は藤川の数奇な人生を日本と南米各地の関係者を訪ねて浮き彫りにしていく。(2004年/2006年・316分)
「下手に描きたい 画家森一浩ブラジルの挑戦」
ブラジルで生まれ、5歳の時に家族と共に日本へ引き上げ、その後は画家の道をひと筋に歩んできた森一浩さん。近年、封印していたブラジルの記憶がよみがえり、ブラジルで発表する作品は現地で制作することにした。還暦を迎えた森画伯のブラジルでの創作現場で、画家とドキュメンタリストとの奇妙なバトルとコラボが展開する。(2010年・97分)
「パタゴニア 風に戦(そよ)ぐ花 橋本梧郎南米博物誌」
軍国日本を逃れ、未知の植物を求めて21歳でブラジルに移住した植物学者・橋本梧郎さんの積年の夢は、あこがれのダーウィンが探検した南米最南端のパタゴニアを踏査することだ。88歳にして夢がかない、強行軍のなか、ヨーロッパ人が地上最悪の土地と呼んだ過酷な大地に、巧みに適応して花を咲かせる植物を発見していく。(2001年・123分)
「ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌」
90代にして現役の移民植物学者・橋本梧郎さんの最後の夢は、地球最古の秘境・南米奥地のギアナ高地の踏査だ。奇跡的な体調回復と篤志家の登場で夢がかなうが、異常気象の連続で、念願のテーブルマウンテン行きが危ぶまれる。そこは数億年前に他の大地から隔絶し、生命が独自の進化を遂げた霧の彼方のロスト・ワールド…。(2005年・103分)
「赤い大地の仲間たち フマニタス25年の歩み」<日本語・ポルトガル語バイリンガル版>
20代でブラジルに派遣された佐々木治夫神父は、奥地のハンセン病患者の隠れ里に迷い込んでしまう。彼らと共に歩もうと、知識も資金もないまま、フマニタス(人類愛)と名付けた協会を立ち上げて、四半世紀。佐々木神父とフマニタスは、土地なし農民やストリート・チルドレンなど、社会の弱者の尊厳の回復のために奮闘を続けている。(2002年/2006年・66分)
「あもーる あもれいら 第1部・イニシエーション」
ブラジル奥地の田舎町・アモレイラの貧しい子らの保育園の1年間にわたる記録の第1弾。両親のいる子供は1/3程度、各家庭は貧困・失業・暴力・麻薬といった深刻な問題を抱えている。保育園の新学期、通園を嫌がる子供たちは泣き叫び、次々と脱走していく。日本から保育士として派遣されたシスターたちの果てしない奔走が続く。(2007年・94分)
「あもーる あもれいら 第2部・勝つ子負ける子」
アモレイラの保育園にひどい暴力をふるう子がやってきた。彼は町の孤児院の子だ。シスターらの献身に、少年は徐々に心を開いていく。年の半ば、待望のお話し大会が始まる。スピーチの勝敗をめぐり、子供たちの激しい争いが続く。日本から派遣されたシスターは、子供たちを見つめながら長崎での被爆体験と亡き同僚たちを振り返る。(2008年・105分)
「40年目のビデオレター アマゾン編」
1962年、戦後の海外移住がピークの時期に七百人近い移住者を南米4カ国に運んだ「あるぜんちな丸」第12次航。あれから40年、日本から同じ夢と不安を抱いて渡った同胞たちのその後は? 同船者の記録を開始した和田さんは、アマゾンで小船に乗り換えて別れた仲間の消息を訪ねるが、早々に亡くなった若者の多さに愕然とする。(2002年・78分)
「移住四十一年目のビデオレター グアタパラ編」
1962年にブラジルに渡った小島さん夫妻の出会いは移民船のなかだった。夫はベトナムに技術者として派遣される予定が戦争で中止、妻は南米移住に取りつかれた両親に連れられ、中学を中退しての渡航だった。日本政府の杜撰な移住計画に翻弄されながら、小島さんは日本への出稼ぎを経て、移住地の建て直しを図ろうとする。(2003年・73分)
「アンデスの花嫁」※名画プログラム
1966年/103分/東宝/監督・脚本:羽仁進
出演:左幸子、高橋幸治/音楽:林光
アンデスに暮らす日本人と写真だけの見合いで結婚したタミ子。夫はインカ帝国の財宝探しに夢中になるが…。花嫁の異文化との邂逅、成長をアンデスのオールロケ描く羽仁進監督作。主演は左幸子。
「シティ・オブ・ゴッド」※名画プログラム
2002年/ブラジル/130分/アスミック・エース
監督:フェルナンド・メイレレス/原作:パウロ・リンス
リオデジャネイロの貧民街を舞台に、少年が殺人に手を染め、街を仕切るギャングへと成長し抗争に明け暮れる姿を壮絶な描写で綴る。アカデミー賞監督賞など4部門ノミネート、ほか映画賞受賞多数。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
2010年07月01日
★住み開きの条件#2「勝手に新人賞企画会議」のお知らせ
急きょ決定!岸井大輔&アサダワタル企画@ART LAB OVA
▼住み開きの条件#2
『勝手に新人賞企画会議』
「地域とアート」もシーン化してきたので、ここらで新人の登竜門でもあったらよかろう、と思いたった劇作家の岸井大輔が、「住み開き」提唱人で日常編集家・アーティストのアサダワタル(大和川レコード2)を誘い、例えば『住み開き新人賞』なんかを作ろうかなー、と計画中。たぶん東京アートポイント計画の『東京の条件』内
で実施するでしょう。公開で企画会議をします。会場はアートラボ・オーバ。
審査基準などにヒトコトある方、アサダ×岸井×オーバに興味ある方など、おいでませ。
・日時 2010年7月4日(日) 19:15開場、19:30~
・会場 ART LAB OVA13坪のアートセンター
横浜市中区桜木町3-13大島ビル5階
(JR地下鉄桜木町駅徒歩3分|紅葉橋交差点角|宮崎地鶏ビル)
・料金 700円(お茶+白米付き)
*おかずは各自持ちよりで、シェアできる人はシェアしましょう!
手作りはもちろん近所の名物おかずなど大歓迎
・予約 1)名前、2)職業、3)参加動機を記載して以下まで。
*オーバの知り合いは1)だけ明記してください。
kicdicek★di.pdx.ne.jp(★→@)
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/
▼住み開きの条件#2
『勝手に新人賞企画会議』
「地域とアート」もシーン化してきたので、ここらで新人の登竜門でもあったらよかろう、と思いたった劇作家の岸井大輔が、「住み開き」提唱人で日常編集家・アーティストのアサダワタル(大和川レコード2)を誘い、例えば『住み開き新人賞』なんかを作ろうかなー、と計画中。たぶん東京アートポイント計画の『東京の条件』内
で実施するでしょう。公開で企画会議をします。会場はアートラボ・オーバ。
審査基準などにヒトコトある方、アサダ×岸井×オーバに興味ある方など、おいでませ。
・日時 2010年7月4日(日) 19:15開場、19:30~
・会場 ART LAB OVA13坪のアートセンター
横浜市中区桜木町3-13大島ビル5階
(JR地下鉄桜木町駅徒歩3分|紅葉橋交差点角|宮崎地鶏ビル)
・料金 700円(お茶+白米付き)
*おかずは各自持ちよりで、シェアできる人はシェアしましょう!
手作りはもちろん近所の名物おかずなど大歓迎
・予約 1)名前、2)職業、3)参加動機を記載して以下まで。
*オーバの知り合いは1)だけ明記してください。
kicdicek★di.pdx.ne.jp(★→@)
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2010年8月28日(土)〜9月05日(日)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 横浜最後の名画座と唯一の独立系「まちの映画館」
シネマ・ジャック&ベティ
http://www.jackandbetty.net/