2009年08月22日
★「ブラジルから来たおじいちゃん」を巡るトーク

▲左:"Pátria Amada, Brasil" 「愛しき祖国、ブラジル」RobertoMaxwell 監督
右:「ブラジルから来たおじいちゃん」栗原奈名子監督
劇場にけっこう人が入った「空とコムローイ」のときには、監督との交流会参加者があまりいなかったのに、ブラジルから来たおじいちゃんの後は、みなさん残ってくれました。
さすがに、今、現実的な問題だけに、鶴見から来た先生や、日系ブラジル人3世で気化した若者など、具体的に問題を共有したい人たちとの熱いトークが、1時間半以上も続きました。
この交流会は、25日火曜日午後にも開催されます。
もちろん、交流会のみの参加も可能ですが、「ペルマネンシア」もなかなかいい作品です。
ロベルト監督によると、「日本において、在日南米人のことが映画として取り上げたはじめての作品としても重要であり、すごく好きな秀作です」。
いい映画なのですが、あまり上映の機会がありません。
この機会をお見逃しなく!
■エリオ・イシイ「カルタス」「ペルマネンシア」
<日本に住むブラジルからの移民「について」は、すでに多くが語られてきた。
しかし、移民「による」声や表現は、まだまだ日本社会に届いているとは言えない。
日本で流通している「外国人」あるいは「移民」の映像は、あくまでもホスト社会の側の都合、利害、視点、偏見、先入観等に支配されている。
そんな中、徐々に、(日系)ブラジル人の視点から、自分たちの悩みや主張を表現する試みが増えてきた。ヒップホップ音楽の歌詞、テレビドラマ、セルフ・ドキュメンタリーなど、方法も媒体も多様化しつつある。
エリオ・イシイ(Helio Ishii)による一連の映像作品は、そういう試みの一例として、大いに歓迎できる。>
*エリオ・イシイ監督は、自らも「デカセギ」経験者です。
▼8月22日(土)
17:00~ 「ブラジルから来たおじいちゃん」+「愛しき祖国、ブラジル」(JB多文化映画祭)
18:40~ 栗原奈名子監督、Roberto Maxwell監督トーク&交流会(C)
▼8月25日(火)
13:30~ ペルマネンシア:この国にとどまって(C多文化カフェ映画祭)
15:00~ 「ブラジルから来たおじいちゃん」+「愛しき祖国、ブラジル」(JB多文化映画祭)
16:30~ 栗原奈名子監督、Roberto Maxwell監督トーク&交流会(C)
(JB)=シネマ・ジャック&ベティ(映画館)
▼多文化映画祭料金
一般 1300円、大学・専門・シニア1000円、高校生以下・外国人800円
3回券3000円、パスポート4500円
(多文化カフェ映画祭では利用不可)
(C)=ジャック&ベティ・カフェ
▼多文化カフェ映画祭料金
一般・大学・専門・シニア1000円
高校生以下・外国人800円
先着3名様まで、外国ゆかりの方入場無料。
(ただし、多文化カフェ映画祭で上映後毎回開催される交流会に参加してください)
*カフェの定員は20~30人です。
カフェでのイベントや屋台に関しては予約も可能です。
(映画館の映画上映に関しては予約はありません)
<件名に「(イベント名)の予約」として日時、人数、携帯メールアドレス」を記入のうえ
artlabova★dk.pdx.ne.jp ★→@まで>
▼トーク&交流会料金=0円
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/

Posted by ART LAB OVA at 23:45│Comments(0)
│・2009多文化映画祭のレポート