2009年07月29日
★文化による地域再生「ニュー・コンパクト」緊急フォーラム報告
民主党のマニフェストに文化の「ぶ」の字もでていない状況の中の総選挙。
そして、「創造都市横浜」の中田市長の辞任。
「今こそ、文化政策に関心を向けなくては!」という危機感をもって、横浜下町パラダイスまつりでも、いったいどこに投票すりゃいいんだ?というシンポジウム開催します。
★緊急シンポジウム「アートのために総選挙に行こう!~あなたの清き一票が日本の文化を救う~」
それに先立って、以下のようなフォーラムが企業メセナ協議会主催で開催されたので、いってきました。
仕事が終わらなかったので、後半のパネルディスカッションしか聞けなかったのですが。。。
前半からいた人によると、政治が苦手な人にも、かなり興味深い提言だったとか。
やっぱり、今、文化政策が熱い!おもしろい!のかも?
■企業メセナ協議会 公開フォーラム「日本再生のための新たな価値創造にむけて」
~文化による地域再生「ニュー・コンパクト」緊急フォーラム~
【第1部】
緊急提言「ニュー・コンパクト」プレゼンテーションおよび
ラウンドテーブル「文化による地域活性化策を考える~各党の施策から~」
【第2部】
パネルディスカッション「ニュー・コンパクトと地域コミュニティーの未来」
・日 時 2009年7月29日(水) 17:00~20:00
・会 場 東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター[B2F]
(東京都文京区本郷7-3-1)
*締め切り前に定員200人に達するほどの大人気。
▲会場の福武ホールは安藤忠雄設計。
グッドデザイン賞をもらっている。
やっと間に合ったこの第2部だけ、簡単にそれぞれのパネリストの言葉の抜粋をもって報告します。
*ついったーで、実況報告しようとしたが、圏外でした。。。
▼上田假奈代さん
(NPO法人こえとことばとこころの部屋[ココルーム]代表/大阪市立大学都市研究プラザ研究員/詩人)
http://www.cocoroom.org/
釜ヶ崎は、東京でいえば山谷、横浜でいえば寿町。
この地域の男女比は大きく(今ネットで調べると地区によっては男14対女1)で、毎年200人路上で亡くなっている。
地域振興のフォーラムに参加すると必ず、IターンやUターンの話になるが、この町の人たちは、故郷に帰れない人たち。
彼らに仕事がないのなら、仕事をつくればいいという意見は多いが、実はもともと「仕事を作ってきた」ことが、産業の破綻を招いている。
わたしは、自治に興味がある。
新自由主義はごめんだというなら新たなアクションが必要だが、彼らはなかなか声をあげられないし、彼らの声は届かない。
彼らの表現手段を回復することで、どう変化するか。。。。
今、釜ヶ崎では、虫=しらみなどの大量発生が起こっていて、わたしも身体がかゆい。
こういうフォーラムに参加すると、そんな現場と、クーラーの効いたこのような政策の場のちがいにざわざわする。
イギリスのコミュニティアートのシステムはきっちりとできているが、その整然としたシステムに違和感も感じた。アジア的なシステムのありようも探りたい。
・吉本光宏さんから→
この8月~9月にイギリスの「ストリートワイズオペラ」というホームレスでオペラをつくっているグループが釜ヶ崎と寿町にやってくる。
イギリスのある国会議員が、「オペラをみたあとに、またいでいく存在がホームレス」といった発言に触発されて、ホームレスによるオペラを立ち上げた。
ココルームの活動については「こころのたねとして」という本ありおすすめ。
■日々。生きる現代文学「
東大 福武ホールで 話をする不思議 ニューコンパクト」
<舞台では スーツの男性たちにまじって ひとり
ああ わたしは 噛ませ犬やなあ とおもう
ジェンダーバランスとしても
そして なにやらわけらんのがまじるのが おもろいんやろうな と
けれど 「貧困問題」を語らなけらばならんような
日本社会になったんだよ
貧困問題で アートやってるとこ となると
そうそういなくて わざわざ 大阪からわたしを呼んだ ということ>
▼鶴田浩一郎さん
(NPO法人ハットウ・オンパク代表理事/ホテルニューツルタ代表取締役社長/国土交通省観光カリスマ)
https://www.onpaku.jp/com/
http://www.newtsuruta.com/
新しい地元資源を活用した体験型商品200品目。
ニューコンパクトの概念とわれわれがやってきた地域づくりの概念ほぼ同じで驚いている。
※参考:ニューコンパクトの概念
1循環型社会の再生と創造
2地域文化の再生と創造
3市民自治による社会的な課題解決
4セクター間ネットワークの強化
5地域間ネットワークの形成
BEPPU PROJECTに関しては、アーティストと別府の景観とのマッチングということなのだろう。
別府は温泉という資源による、かなり特異な場である。
「ここにこんなアーティストをつれてきたら壮大な空間になるだろう」という山出さんのアーティストとしての発想をおもしろいとおもった。
混浴温泉世界では、別府でアーティストが場所を選んだのだが、驚いたことに、ぼくらが前に地域資源として磨こうと思っていた場所で、まだ住民がその魅力に気づいていない場所を彼らが捜し当てた。
「よそものの視点」により別府の可能性が広がった。
金策のことでいうと、もともと、文化振興の金はないので、観光や経済のお金をシフトした。
▼木村俊昭さん
(農林水産省大臣官房政策課企画官/地域活性化伝道師[国]/地域活性学会理事)
http://www.maff.go.jp/
まず、地方にいくと、「地域活性化とはなんですか?」と聞かれる。
「地域活性化」というとその活性化する特定の「地域」だけをみてしまい、仕事でなく作業だけを進めてしまいがち。
しかし、全体をみず個別に動いてしまうと結局なんの変化もない。
たてと横をつなぐ。
仕組みをつくる。
起業するためにつなぐ。
戦略的システムデザインが重要。
小樽でいえば、ジャズやライトアップなどの試みがあるが、ボランティアでやっていたら、結局、はじめはいいが、継続するほどにみな去っていってしまう。
ボランティアでは成り立たない。
なら、その仕組みを考える必要がある。
歴史的建造物の再利用は進んでいるが、スキルのある親方のスキルを残すためにスキルのある人たちをつなげる(=貴重な人材のスキルを伝えていく)、継続進化するための仕組みも必要である。
最近では、「地域活性学会」(=政策提言や研究)と「地域活性機構」(=地域主体の後押しする。)という両輪を立ち上げたところだ。
▼片山正夫さん
(セゾン文化財団常務理事)
http://www.saison.or.jp/
失敗する自由を認めてあげることが大切である。
「失敗しない団体」「失敗しない企画」が、昨今の行政的には「いいプロジェクト」のようだが、
失敗しないことは、チャレンジをしないことだ。
また、行政は「説明責任」ともいうが、いったい小さな説明責任を果たすことが、本当に成果につながるのであろうか?
行政も発想を変えなくてはいけない。
政治はその発想を変える手段になる。
でも、だれかれ構わず、失敗させておけばいいわけではない。
「この人なら失敗してほしい」という人を捜し出す目が重要である。
育てる=待つこと。
それを実現するには、どのような仕組みづくりが必要か議論が必要。
どれだけ声をあげていくかということが大事。
たとえば、政党や議員に質問をする。
「価格ドットコム」のような文化政策の比較サイトを誰かにつくってほしい。
政策は政治家だけがつくるものではなく、「市民がつくってそれを実現してくれる政治家を探す」それこそが、本当の民主主義ではないか。
▼福武總一郎さん
(ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEO/直島福武美術館財団理事長/企業メセナ協議会理事)
http://www.benesse.co.jp/
http://www.fukutake.or.jp/naoshimaart/
日本の原風景の残っている場に興味がある。
21世紀は地方の時代だ。
アートには、体制に対するメッセージが必要。
そのパワーがないと地域振興にもならない。
納税者の権利としてふるさと納税を駆使する国民運動化してほしい。
国や行政を頼らなくとも企業が今の制度を利用すれば財源は豊富にある。
・加藤種男さんから→瀬戸内のプロジェクトは、もともと、可視化しにくい島におかれた精錬所などをアートによって顕在化している行為。
・福原義春さん (企業メセナ協議会会長/資生堂名誉会長)から→
直島には文化と習慣以外の資源がない。
しかし、そこに現代美術が入っていくことで力になった。
▼吉本光宏さん
(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室長)
http://www.nli-research.co.jp/
これらのような活動には、タフでなくてはならず、また明確なビジョンが必要。
=すばらしいアーティストがいるということが前提であり、そのためにはまず、文化政策の充実こそが必須。
それがないままに、ただアートやアーティストが地域や教育に入っていっても逆効果。
▼加藤種男さん
(アサヒビール芸術文化財団事務局長/横浜市芸術文化振興財団専務理事)
http://www.asahibeer.co.jp/csr/soc/
http://www.yaf.or.jp/index.php
ということは、役立たないアートも貴重であるということですね。
以上、あの場で、オーバ「ヅ」が理解したことの一端です。
*加藤さんは今回、パネリストというより、ファシリテーター的な立場でしたので、かなり、書き漏らしました。。。
もし、間違えなどありましたら、教えてください。
そして、総選挙と横浜市長選挙を数日後に控えた横浜下町パラダイスまつりでは、加藤種男さんと吉本光宏さんをお招きして、出揃ったマニフェストをもとに、「だれに投票すべきか」を考えます。
*片山さんのいう「文化政策の価格ドットコム」的な感じ?
★緊急シンポジウム「アートのために総選挙に行こう!~あなたの清き一票が日本の文化を救う~」
▲門脇篤経由で、「NPO法人コミュニティアート・ふなばし」からいただいた「船橋三番瀬の海苔」の一部を文化政策のために!加藤さんと吉本さんに「暑中見舞い」として、横流ししました。
ちなみにこのフォーラム前半の提言に関する資料はここにあります。
直接、各政党に文化政策に関しての質問をしているので、文化政策の「ぶ」の字もなかった民主党であさえ、民主党の文化政策マニフェストを書き出しています。
これは、とても重要な資料です。
■政党への「ニュー・コンパクト」および文化政策に関する公開質問状について
会場には、国際交流基金やブリティッシュカウンシル関係者はもとより、AAF事務局の長谷さん、AAF実行委の清水さん、そしてなんと鳥取から鳥の劇場ご一行さま、JDSNの佐東さん、芸術とこどもたちの宮浦さん、101TOKYO Art Fairの人などなど、たくさんの人が来ていました。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
そして、「創造都市横浜」の中田市長の辞任。
「今こそ、文化政策に関心を向けなくては!」という危機感をもって、横浜下町パラダイスまつりでも、いったいどこに投票すりゃいいんだ?というシンポジウム開催します。
★緊急シンポジウム「アートのために総選挙に行こう!~あなたの清き一票が日本の文化を救う~」
それに先立って、以下のようなフォーラムが企業メセナ協議会主催で開催されたので、いってきました。
仕事が終わらなかったので、後半のパネルディスカッションしか聞けなかったのですが。。。
前半からいた人によると、政治が苦手な人にも、かなり興味深い提言だったとか。
やっぱり、今、文化政策が熱い!おもしろい!のかも?
■企業メセナ協議会 公開フォーラム「日本再生のための新たな価値創造にむけて」
~文化による地域再生「ニュー・コンパクト」緊急フォーラム~
【第1部】
緊急提言「ニュー・コンパクト」プレゼンテーションおよび
ラウンドテーブル「文化による地域活性化策を考える~各党の施策から~」
【第2部】
パネルディスカッション「ニュー・コンパクトと地域コミュニティーの未来」
・日 時 2009年7月29日(水) 17:00~20:00
・会 場 東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター[B2F]
(東京都文京区本郷7-3-1)
*締め切り前に定員200人に達するほどの大人気。
▲会場の福武ホールは安藤忠雄設計。
グッドデザイン賞をもらっている。
やっと間に合ったこの第2部だけ、簡単にそれぞれのパネリストの言葉の抜粋をもって報告します。
*ついったーで、実況報告しようとしたが、圏外でした。。。
▼上田假奈代さん
(NPO法人こえとことばとこころの部屋[ココルーム]代表/大阪市立大学都市研究プラザ研究員/詩人)
http://www.cocoroom.org/
釜ヶ崎は、東京でいえば山谷、横浜でいえば寿町。
この地域の男女比は大きく(今ネットで調べると地区によっては男14対女1)で、毎年200人路上で亡くなっている。
地域振興のフォーラムに参加すると必ず、IターンやUターンの話になるが、この町の人たちは、故郷に帰れない人たち。
彼らに仕事がないのなら、仕事をつくればいいという意見は多いが、実はもともと「仕事を作ってきた」ことが、産業の破綻を招いている。
わたしは、自治に興味がある。
新自由主義はごめんだというなら新たなアクションが必要だが、彼らはなかなか声をあげられないし、彼らの声は届かない。
彼らの表現手段を回復することで、どう変化するか。。。。
今、釜ヶ崎では、虫=しらみなどの大量発生が起こっていて、わたしも身体がかゆい。
こういうフォーラムに参加すると、そんな現場と、クーラーの効いたこのような政策の場のちがいにざわざわする。
イギリスのコミュニティアートのシステムはきっちりとできているが、その整然としたシステムに違和感も感じた。アジア的なシステムのありようも探りたい。
・吉本光宏さんから→
この8月~9月にイギリスの「ストリートワイズオペラ」というホームレスでオペラをつくっているグループが釜ヶ崎と寿町にやってくる。
イギリスのある国会議員が、「オペラをみたあとに、またいでいく存在がホームレス」といった発言に触発されて、ホームレスによるオペラを立ち上げた。
ココルームの活動については「こころのたねとして」という本ありおすすめ。
■日々。生きる現代文学「
東大 福武ホールで 話をする不思議 ニューコンパクト」
<舞台では スーツの男性たちにまじって ひとり
ああ わたしは 噛ませ犬やなあ とおもう
ジェンダーバランスとしても
そして なにやらわけらんのがまじるのが おもろいんやろうな と
けれど 「貧困問題」を語らなけらばならんような
日本社会になったんだよ
貧困問題で アートやってるとこ となると
そうそういなくて わざわざ 大阪からわたしを呼んだ ということ>
▼鶴田浩一郎さん
(NPO法人ハットウ・オンパク代表理事/ホテルニューツルタ代表取締役社長/国土交通省観光カリスマ)
https://www.onpaku.jp/com/
http://www.newtsuruta.com/
新しい地元資源を活用した体験型商品200品目。
ニューコンパクトの概念とわれわれがやってきた地域づくりの概念ほぼ同じで驚いている。
※参考:ニューコンパクトの概念
1循環型社会の再生と創造
2地域文化の再生と創造
3市民自治による社会的な課題解決
4セクター間ネットワークの強化
5地域間ネットワークの形成
BEPPU PROJECTに関しては、アーティストと別府の景観とのマッチングということなのだろう。
別府は温泉という資源による、かなり特異な場である。
「ここにこんなアーティストをつれてきたら壮大な空間になるだろう」という山出さんのアーティストとしての発想をおもしろいとおもった。
混浴温泉世界では、別府でアーティストが場所を選んだのだが、驚いたことに、ぼくらが前に地域資源として磨こうと思っていた場所で、まだ住民がその魅力に気づいていない場所を彼らが捜し当てた。
「よそものの視点」により別府の可能性が広がった。
金策のことでいうと、もともと、文化振興の金はないので、観光や経済のお金をシフトした。
▼木村俊昭さん
(農林水産省大臣官房政策課企画官/地域活性化伝道師[国]/地域活性学会理事)
http://www.maff.go.jp/
まず、地方にいくと、「地域活性化とはなんですか?」と聞かれる。
「地域活性化」というとその活性化する特定の「地域」だけをみてしまい、仕事でなく作業だけを進めてしまいがち。
しかし、全体をみず個別に動いてしまうと結局なんの変化もない。
たてと横をつなぐ。
仕組みをつくる。
起業するためにつなぐ。
戦略的システムデザインが重要。
小樽でいえば、ジャズやライトアップなどの試みがあるが、ボランティアでやっていたら、結局、はじめはいいが、継続するほどにみな去っていってしまう。
ボランティアでは成り立たない。
なら、その仕組みを考える必要がある。
歴史的建造物の再利用は進んでいるが、スキルのある親方のスキルを残すためにスキルのある人たちをつなげる(=貴重な人材のスキルを伝えていく)、継続進化するための仕組みも必要である。
最近では、「地域活性学会」(=政策提言や研究)と「地域活性機構」(=地域主体の後押しする。)という両輪を立ち上げたところだ。
▼片山正夫さん
(セゾン文化財団常務理事)
http://www.saison.or.jp/
失敗する自由を認めてあげることが大切である。
「失敗しない団体」「失敗しない企画」が、昨今の行政的には「いいプロジェクト」のようだが、
失敗しないことは、チャレンジをしないことだ。
また、行政は「説明責任」ともいうが、いったい小さな説明責任を果たすことが、本当に成果につながるのであろうか?
行政も発想を変えなくてはいけない。
政治はその発想を変える手段になる。
でも、だれかれ構わず、失敗させておけばいいわけではない。
「この人なら失敗してほしい」という人を捜し出す目が重要である。
育てる=待つこと。
それを実現するには、どのような仕組みづくりが必要か議論が必要。
どれだけ声をあげていくかということが大事。
たとえば、政党や議員に質問をする。
「価格ドットコム」のような文化政策の比較サイトを誰かにつくってほしい。
政策は政治家だけがつくるものではなく、「市民がつくってそれを実現してくれる政治家を探す」それこそが、本当の民主主義ではないか。
▼福武總一郎さん
(ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEO/直島福武美術館財団理事長/企業メセナ協議会理事)
http://www.benesse.co.jp/
http://www.fukutake.or.jp/naoshimaart/
日本の原風景の残っている場に興味がある。
21世紀は地方の時代だ。
アートには、体制に対するメッセージが必要。
そのパワーがないと地域振興にもならない。
納税者の権利としてふるさと納税を駆使する国民運動化してほしい。
国や行政を頼らなくとも企業が今の制度を利用すれば財源は豊富にある。
・加藤種男さんから→瀬戸内のプロジェクトは、もともと、可視化しにくい島におかれた精錬所などをアートによって顕在化している行為。
・福原義春さん (企業メセナ協議会会長/資生堂名誉会長)から→
直島には文化と習慣以外の資源がない。
しかし、そこに現代美術が入っていくことで力になった。
▼吉本光宏さん
(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室長)
http://www.nli-research.co.jp/
これらのような活動には、タフでなくてはならず、また明確なビジョンが必要。
=すばらしいアーティストがいるということが前提であり、そのためにはまず、文化政策の充実こそが必須。
それがないままに、ただアートやアーティストが地域や教育に入っていっても逆効果。
▼加藤種男さん
(アサヒビール芸術文化財団事務局長/横浜市芸術文化振興財団専務理事)
http://www.asahibeer.co.jp/csr/soc/
http://www.yaf.or.jp/index.php
ということは、役立たないアートも貴重であるということですね。
以上、あの場で、オーバ「ヅ」が理解したことの一端です。
*加藤さんは今回、パネリストというより、ファシリテーター的な立場でしたので、かなり、書き漏らしました。。。
もし、間違えなどありましたら、教えてください。
そして、総選挙と横浜市長選挙を数日後に控えた横浜下町パラダイスまつりでは、加藤種男さんと吉本光宏さんをお招きして、出揃ったマニフェストをもとに、「だれに投票すべきか」を考えます。
*片山さんのいう「文化政策の価格ドットコム」的な感じ?
★緊急シンポジウム「アートのために総選挙に行こう!~あなたの清き一票が日本の文化を救う~」
▲門脇篤経由で、「NPO法人コミュニティアート・ふなばし」からいただいた「船橋三番瀬の海苔」の一部を文化政策のために!加藤さんと吉本さんに「暑中見舞い」として、横流ししました。
ちなみにこのフォーラム前半の提言に関する資料はここにあります。
直接、各政党に文化政策に関しての質問をしているので、文化政策の「ぶ」の字もなかった民主党であさえ、民主党の文化政策マニフェストを書き出しています。
これは、とても重要な資料です。
■政党への「ニュー・コンパクト」および文化政策に関する公開質問状について
会場には、国際交流基金やブリティッシュカウンシル関係者はもとより、AAF事務局の長谷さん、AAF実行委の清水さん、そしてなんと鳥取から鳥の劇場ご一行さま、JDSNの佐東さん、芸術とこどもたちの宮浦さん、101TOKYO Art Fairの人などなど、たくさんの人が来ていました。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
★「拳銃」おじさん再び
★「ワルい子うちわ」の撤去と展示【門脇篤】
★切り絵「撤去」おじさん
★「尺八」「拳銃」変なおじさん偶然大集合!
★帽子おじさんパーティーキャンセル!
★飛行場だったころの若葉町の写真
★「ワルい子うちわ」の撤去と展示【門脇篤】
★切り絵「撤去」おじさん
★「尺八」「拳銃」変なおじさん偶然大集合!
★帽子おじさんパーティーキャンセル!
★飛行場だったころの若葉町の写真
Posted by ART LAB OVA at 23:59│Comments(1)
│・2009パラダイスまつりのプロセス
この記事へのコメント
בלונדינית שווה בסקס אנאלי מאסיבי וחזק על מיטת טיפולים
Posted by שירותי ליווי במרכז at 2020年11月07日 10:21