2009年09月10日
★「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~」報告
詩人の中村剛彦から、先日の企画「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~」のレポートが届きました。
▼「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~中村剛彦×スズキクリ」
(2009,8,28@カフェ・ジャック&ベティ) by中村剛彦
今回の「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~」では、過去4回ほど複数の詩人とで行った「詩×音響」の実験ではなく、私とスズキクリ氏との二人での、「散文(物語)×音響(言葉の断片)」の実験となった。
その理由は、詩と音楽の会のようなものはありきたりであるし、即興的なライブならば、詩のような極度に意味と音が凝縮、削除、洗練された作品よりも、もっとドロドロと流れ出る言葉の奔流のような散文の方がいいのではないかというのが一つ。さらには、この数年、現実を直視する新しい言葉を掴むために、終りのない家族殺しの私小説を書いてきたが、この「物語」化する行為に対してモヤモヤとした疑念もあり、即興ライブによって「物語」る行為の罠を炙り出し、打開の糸口にしたかったこともある。
リハーサルを数回行う中で、朗読は、自分のテキストに、全く関係のないテキストを混ぜ、スズキクリ氏の言葉のサンプリングと合わせて即興でやってみることになった。また何回か繰り返すうち、最初はスズキクリ氏の繰り出す音(ことば)と、朗読の言葉を重ねることも試みたが、パフォーマティブになり過ぎてしまうので、最終的には、それぞれ交互に行うことで、声、言葉、音、物語の姿を全面に出し、最後はその場で即興の物語の終結部を作ることにした。
ライブのあと、お客さんの感想では、朗読にもっとメリハリがほしい、朗読の言葉があるから、音の方は言葉のサンプリングじゃない方が意識が散漫にならなかったのでは、などあったが、個人的にはいい感触を掴めた。
まず自分の言葉を相対化できたこと、自分がやりたい散文は「物語」というより、記憶の断片の集積であることに気づいたこと、またよりライブ的散文表現の可能性を見出せたことが挙げられます。
今後は、お客さんとの距離をもっと縮め、よりテキストのコアな部分を全面に出すことで、自ずと飽きることのない即興ライブができるのではないかと考えています。
「奥のびっしょり道~物語と音響の戯れ 中村剛彦×スズキクリ」
中村剛彦による、失われた黄金町の夜物語を即興俳句まじりの朗読。
そしてスズキクリによる音響としての語りの断片が、浮かび上がってくる物語と共に空間を漂う。
・日時 2009年8月28日(金)19:00~(18:00開場)
・会場 シネマ・ジャック&ベティ1階カフェ
・料金 500円
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
▼「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~中村剛彦×スズキクリ」
(2009,8,28@カフェ・ジャック&ベティ) by中村剛彦
今回の「おくのびっしょり道~物語と音響の戯れ~」では、過去4回ほど複数の詩人とで行った「詩×音響」の実験ではなく、私とスズキクリ氏との二人での、「散文(物語)×音響(言葉の断片)」の実験となった。
その理由は、詩と音楽の会のようなものはありきたりであるし、即興的なライブならば、詩のような極度に意味と音が凝縮、削除、洗練された作品よりも、もっとドロドロと流れ出る言葉の奔流のような散文の方がいいのではないかというのが一つ。さらには、この数年、現実を直視する新しい言葉を掴むために、終りのない家族殺しの私小説を書いてきたが、この「物語」化する行為に対してモヤモヤとした疑念もあり、即興ライブによって「物語」る行為の罠を炙り出し、打開の糸口にしたかったこともある。
リハーサルを数回行う中で、朗読は、自分のテキストに、全く関係のないテキストを混ぜ、スズキクリ氏の言葉のサンプリングと合わせて即興でやってみることになった。また何回か繰り返すうち、最初はスズキクリ氏の繰り出す音(ことば)と、朗読の言葉を重ねることも試みたが、パフォーマティブになり過ぎてしまうので、最終的には、それぞれ交互に行うことで、声、言葉、音、物語の姿を全面に出し、最後はその場で即興の物語の終結部を作ることにした。
ライブのあと、お客さんの感想では、朗読にもっとメリハリがほしい、朗読の言葉があるから、音の方は言葉のサンプリングじゃない方が意識が散漫にならなかったのでは、などあったが、個人的にはいい感触を掴めた。
まず自分の言葉を相対化できたこと、自分がやりたい散文は「物語」というより、記憶の断片の集積であることに気づいたこと、またよりライブ的散文表現の可能性を見出せたことが挙げられます。
今後は、お客さんとの距離をもっと縮め、よりテキストのコアな部分を全面に出すことで、自ずと飽きることのない即興ライブができるのではないかと考えています。
「奥のびっしょり道~物語と音響の戯れ 中村剛彦×スズキクリ」
中村剛彦による、失われた黄金町の夜物語を即興俳句まじりの朗読。
そしてスズキクリによる音響としての語りの断片が、浮かび上がってくる物語と共に空間を漂う。
・日時 2009年8月28日(金)19:00~(18:00開場)
・会場 シネマ・ジャック&ベティ1階カフェ
・料金 500円
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
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2009年09月06日
★「ワンダフル・ドアーズライブ」映像報告
われらが師匠「帽子おじさん」のドタキャンにより、急きょ、なぞのミュージシャン「たんばりん」とスズキクリによるガレージ・ロック・デュオ「 ワンダフル・ドアーズ」登場。
ワンダフル・ドアーズは、毎月ART LAB OVA13坪のアートセンターのパーティーイベント「オーバキューナイト」で演奏している。
繊細なたんばりんは、はじめてのシネマ・ジャック&ベティカフェにかなりあがっていた らしく、挙動不審な行動をとっています。。。が、狙いではなく、天然なのです。。。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
ワンダフル・ドアーズは、毎月ART LAB OVA13坪のアートセンターのパーティーイベント「オーバキューナイト」で演奏している。
繊細なたんばりんは、はじめてのシネマ・ジャック&ベティカフェにかなりあがっていた らしく、挙動不審な行動をとっています。。。が、狙いではなく、天然なのです。。。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
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2009年09月01日
★Philippe LALEU's work@バイクラパオー
アリアンス・フランセーズのディレクターとして6年間タイ、バンコクに駐在していたときに、フィリップ・ラルーが制作した作品。
タイのストリートミュージシャンのほとんどが視覚しょうがいのある人で、このシンガーも毎日、タイ人ならだれでも知っている有名 なラブ・ソングを唄っている。
この映像の中では、フィリップ・ラルー自身が、このシンガーに、いつも唄っているサイアムストリートあたりの道路から、大きな劇場の階段前に移動してもらい、この作品の撮影をしていると、劇場関係者があわてて飛び出してきて「ここで 、彼女に歌を唄ってもらっては困る」と彼女を追いやろうとしたというエピソードを語っ ています。
この作品を若葉町にある数軒のタイ・レストランにて上映してもらおうということで、5 枚のコピーを用意して、お願いに行きましたが、多くの店が「DVDデッキをもっていない(=VCDシステム)」ことと、アートに対して関心をもたなかったことなどから、結局、タイ人の若夫婦が経営するバイクラパオーだけでしか上映できませんでした。
ちなみに、このDVDをかけてくれているバオクラパオーの若いパパさんは、ヒップホッ プシンガーで、とっても歌がうまいのです。
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。「バイクラパオー」のママは、「ナムチャイ」のママの娘なので、「ナムチャイ」でバイクラパオーママに会える可能性があります。】
この日、フィリップの友人のタイ人アナンが、横浜に遊びに来ていたので、彼に、頼んで、日本語の通じにくかったタイのお店4軒をはしごして、タイ語で、あらためて、このまつりの説明などをしてもらいました。
地球市民ACTかながわ/TPAKにお願いをして、タイ語に訳した簡単な企画書は渡していたのですが、やはり、直接話しかけてもらったことによって、だいぶ、感触が和らいだように思います。
来年にむけて、もっと細かいフォローをしていきます。
>コープクン・カー、アナン。
*アナンは、黄金町バザールでファッションデザイナーとして日本にはじめて出展します。
詳細は後日。
▼chanson d'amour@Baikrapao(Thai restaurant in Yokohama wakaba-cho)
A blind street singer from Bangkok is giving the audience the illusion of love during the time of a song. The street musicians in Bangkok are part of the city landscape and most of them are blind, making there living this way.
▼Philippe LALEU
p_laleu@yahoo.fr
Born in Mantes la Jolie,France, 1964.
1994-1995resident of the Villa Kujoyama, Kyoto, Japan
1998resident of the Casa de Velazquez, Madrid, Spain
Presently director of the Institut français in Yokohama.
▼バイクラパオー
神奈川県横浜市中区若葉町3-43 セザール206
営業時間:18時~深夜
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。】
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
タイのストリートミュージシャンのほとんどが視覚しょうがいのある人で、このシンガーも毎日、タイ人ならだれでも知っている有名 なラブ・ソングを唄っている。
この映像の中では、フィリップ・ラルー自身が、このシンガーに、いつも唄っているサイアムストリートあたりの道路から、大きな劇場の階段前に移動してもらい、この作品の撮影をしていると、劇場関係者があわてて飛び出してきて「ここで 、彼女に歌を唄ってもらっては困る」と彼女を追いやろうとしたというエピソードを語っ ています。
この作品を若葉町にある数軒のタイ・レストランにて上映してもらおうということで、5 枚のコピーを用意して、お願いに行きましたが、多くの店が「DVDデッキをもっていない(=VCDシステム)」ことと、アートに対して関心をもたなかったことなどから、結局、タイ人の若夫婦が経営するバイクラパオーだけでしか上映できませんでした。
ちなみに、このDVDをかけてくれているバオクラパオーの若いパパさんは、ヒップホッ プシンガーで、とっても歌がうまいのです。
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。「バイクラパオー」のママは、「ナムチャイ」のママの娘なので、「ナムチャイ」でバイクラパオーママに会える可能性があります。】
この日、フィリップの友人のタイ人アナンが、横浜に遊びに来ていたので、彼に、頼んで、日本語の通じにくかったタイのお店4軒をはしごして、タイ語で、あらためて、このまつりの説明などをしてもらいました。
地球市民ACTかながわ/TPAKにお願いをして、タイ語に訳した簡単な企画書は渡していたのですが、やはり、直接話しかけてもらったことによって、だいぶ、感触が和らいだように思います。
来年にむけて、もっと細かいフォローをしていきます。
>コープクン・カー、アナン。
*アナンは、黄金町バザールでファッションデザイナーとして日本にはじめて出展します。
詳細は後日。
▼chanson d'amour@Baikrapao(Thai restaurant in Yokohama wakaba-cho)
A blind street singer from Bangkok is giving the audience the illusion of love during the time of a song. The street musicians in Bangkok are part of the city landscape and most of them are blind, making there living this way.
▼Philippe LALEU
p_laleu@yahoo.fr
Born in Mantes la Jolie,France, 1964.
1994-1995resident of the Villa Kujoyama, Kyoto, Japan
1998resident of the Casa de Velazquez, Madrid, Spain
Presently director of the Institut français in Yokohama.
▼バイクラパオー
神奈川県横浜市中区若葉町3-43 セザール206
営業時間:18時~深夜
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。】
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月30日
★来島友幸作品@伊勢佐木町「まめや」報告
来島友幸Tomoyuki Kurushima/アーティストartist
2000年より環境と自身の時間感覚をテーマとしたフィールドワークによるインスタレ ーション作品Form is Rhythmを開始する。
主な展覧会スキマプロジェクト(コマンドN)、中島望・来島 友幸二人展(金沢21世紀美術館)など
今回のプロジェクトについて:
何も形づくらない。形は町そのものでいい。
日々変わっていく場所の環境や自分の感覚、 そんな変化していく瞬間を1コマの絵ではなく時間、幅を持った「間」でとり出してみた い。
小さな音のリズムが繰り返される作品。
*今回、来島さんは、若葉町、伊勢佐木町のお店の内外5ヶ所に展示。
10分程度で、まちをめぐれるようにしてくれました。
「まめや」は自家焙煎で、コーヒー党の来島さんが、ぜひ!と思うほど、コーヒーのおいしいお店です。
コーヒーゼリーなど、オリジナル・コーヒー・スイーツもあるので、コーヒーが苦手な人も楽しめます。
ペット可。このお店のマスコット、ビーグル犬も時々店番しています。
▼まめや 本店
コーヒー専門店
TEL 045-242-5526
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5-126
営業時間 :10:00~20:00
定休日:火曜
ホームページ
http://www.coffee-mameya.co.jp/
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2000年より環境と自身の時間感覚をテーマとしたフィールドワークによるインスタレ ーション作品Form is Rhythmを開始する。
主な展覧会スキマプロジェクト(コマンドN)、中島望・来島 友幸二人展(金沢21世紀美術館)など
今回のプロジェクトについて:
何も形づくらない。形は町そのものでいい。
日々変わっていく場所の環境や自分の感覚、 そんな変化していく瞬間を1コマの絵ではなく時間、幅を持った「間」でとり出してみた い。
小さな音のリズムが繰り返される作品。
*今回、来島さんは、若葉町、伊勢佐木町のお店の内外5ヶ所に展示。
10分程度で、まちをめぐれるようにしてくれました。
「まめや」は自家焙煎で、コーヒー党の来島さんが、ぜひ!と思うほど、コーヒーのおいしいお店です。
コーヒーゼリーなど、オリジナル・コーヒー・スイーツもあるので、コーヒーが苦手な人も楽しめます。
ペット可。このお店のマスコット、ビーグル犬も時々店番しています。
▼まめや 本店
コーヒー専門店
TEL 045-242-5526
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5-126
営業時間 :10:00~20:00
定休日:火曜
ホームページ
http://www.coffee-mameya.co.jp/
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月27日
★「弱音サウンドインスタレーション」ライブ報告
思った以上にお客さんもきてくれました。
スズキクリ
「来島くんのリレーの作品は、彼自身にとっては音楽的アプローチではないのだが、わたしには、とても音楽的に思えたので、ライブも可能だと確信していたし、その点では想像通りおもしろかった。
音楽という意識のない来島くんといっしょに演奏したからこそ、淡々と、音の空間をつくっていくことに終始できる場にすることができた。
お客さんもひたすら耳を澄ましてくれて、とてもいい空間でした。」
来島友幸
「ライブというかたちで、リズムをつくるというのは、はじめてだったけど
時間制限やお客が観てたりしてても、意外とできるもんだなあと、感じました。
来ていただいたお客さんには申し訳ないけど、はなから何かを聞かせようという
気はなく、人もその場の1要素てな感じで、派手なリズムにせず、
微妙にゆっくり変化するリズムでいけたのは、よかったかな。
でも、人前というのは、やっぱり緊張した。
ライブ中、心拍数を計ってみると116もあった。大丈夫か?
スズキさんのラジオ弱音ともいいバランスでいけたと思う。
場所や時間をかえても、また新たにできるような気がしたので、
つぎにつながるトライアル(まさにリレー、、、)になったかと思います。
最後まで、居ていただいた方々、どうもありがとうございました(._.)/」
★弱音サウンドインスタレーションライブ来島友幸×スズキクリ
リレーという映像機材のパーツを用いた小さな音のリズムと、おもに日常的な発音機材を用いての、空間に対する微細なアプローチ。
▼来島友幸Tomoyuki Kurushima/アーティストartist
2000年より環境と自身の時間感覚をテーマとしたフィールドワークによるインスタレーション作品”Form is Rhythm”を開始する。主な展覧会スキマプロジェクト(コマンドN)、中島望・来島友幸二人展(金沢21世紀美術館)など
http://downtownart.hama1.jp/tag%E6%9D%A5%E5%B3%B6%E5%8F%8B%E5%B9%B8
▼スズキ クリKuri Suzuki/音楽家musician
巣鴨とげぬき地蔵生まれ。横浜野毛在住。
演奏や作曲活動のほか、演劇やダンス、ヴィジュアル・アートとのコラボレーション多数。
96年よりART LAB OVAとしても活動している。
http://downtownart.hama1.jp/tag%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%83%AA
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月27日
★フィリップ・ラルーの作品展示
フィリップ・ラルーの作品は、タイ・レストランにて上映してもらうスタイル。
フィリップは横浜に来るまで6年間、バンコクのアリアンス・フランセーズのディレクターをしていた。
バンコク時代に制作した作品で、バンコクのストリートミュージシャンがラブソングを歌う映像。
同じくタイに3年間青年協力隊として滞在したことのある中川るなさんは、「もしかしたら、レストランは、この映像を流すことを嫌がるかもしれない。」というので、急遽、5枚のDVDを作成し、リクエストがあったら流してくださいとおねがいしてまわった。
何軒かは、こういう申し出自体に警戒ぎみで、ある店は、DVDがなく、ある店は、「いいですよ」といってくれたが、V-CDというシステムだったので、上映できなかった。
そして、昨夜、やっとはじめて、バイクラパオーで、上映してもらえた!
実はこの作品、以前、あざみのの市民ギャラリーで展示したことがあるのだが、タイ・レストランでみたほうが何十倍もよかった。
みなさんも、期間中、バイクラパオーにいってリクエストしてみてください。
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。】
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
フィリップは横浜に来るまで6年間、バンコクのアリアンス・フランセーズのディレクターをしていた。
バンコク時代に制作した作品で、バンコクのストリートミュージシャンがラブソングを歌う映像。
同じくタイに3年間青年協力隊として滞在したことのある中川るなさんは、「もしかしたら、レストランは、この映像を流すことを嫌がるかもしれない。」というので、急遽、5枚のDVDを作成し、リクエストがあったら流してくださいとおねがいしてまわった。
何軒かは、こういう申し出自体に警戒ぎみで、ある店は、DVDがなく、ある店は、「いいですよ」といってくれたが、V-CDというシステムだったので、上映できなかった。
そして、昨夜、やっとはじめて、バイクラパオーで、上映してもらえた!
実はこの作品、以前、あざみのの市民ギャラリーで展示したことがあるのだが、タイ・レストランでみたほうが何十倍もよかった。
みなさんも、期間中、バイクラパオーにいってリクエストしてみてください。
【「バイクラパオー」は、2010年7月末日をもって閉店しました。】
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月25日
★「これからのアート・プロジェクトはどう変わる?」報告
「時空芸術研究会」番外編in横浜下町パラダイスまつり
車座シンポジウム『これからのアート・プロジェクトはどう変わる?』を開催しました。
というか、現在、2時22分、話はまだ続いています。
参加者20人ほどのまさに「車座」のシンポジウムだったので、ここでしかでないような裏話も聞けて、興味深かったです。
小島ラジオがラジオ発信もしました。
横浜若葉町伊勢佐木町数百メートルにいる人の何人かが聞いていたかも?
ついったーで自分の報告以外は実況しているので、ここにコピペします。
▼小泉さんによる「アートプロジェクト」の説明
「アートプロジェクト3つの大きな財源。地方自治体。民間企業。観客。」
▼芹沢さん
「アートの勉強はしたことがない。建築を学び、エコロジカルプランニングのシンクタンクに就職」「できたての環境庁の若い役人と仕事をしていた」「その後住みやすい家、住みにくい家など環境についての翻訳などしていた。」「85年からお寺で建築をどうするかお金をどう集めるかPJに参加」
「85年=バブルの終わりごろ」「お寺をとっぱらって、数十階のマンション+テナント+墓地=葬式ビルをつくりませんか?という提案が銀行からあった」「葬式やってればやっていけるが都心の真ん中に檀家がいないので、ほぼ毎日なにもしないで過ごす住職→寺の社会的存在意義を考えはじめた」
都市開発の人間としては、「プロジェクト」という言葉はふつうだった。が、そのころ、アートの中にはプロジェクトという言葉はなかった。芹沢さんが蔡國強といっしょにやった企画を「プロジェクト」と呼んだのが、「アートプロジェクト」の始まり?
「プロジェクト・マネージメント」=お金のことも含めてすべてをプロジェクトとして考える。*たしかに、それまでは、「アート」「作品」とその「裏側」「プロセス」は分けて考えられていたんだなあ。
ヨコトリ2005の芹沢さん「美術を学んできていないし、キュレーターという仕事にそれほどピンとこないところもあった。はじめは乗り気でなかったが川俣さんにさそわれたから。ヨコトリよりも、デメーテルのほうが混浴に影響している。」
「デメーテルも、もうデメーテルという名称も決まっていたり、それはそれなりに問題も山積していたのだが」
「混浴温泉世界という名称をつけたがために、おれはエロディレクターよばわりされてしまった。でもまじめに考えた名称です。プライベートとパブリック。ローカルとグローバルの問題。別府の言いがたいあいまいさがいいなあと」
「混浴温泉世界という名称をつけたがために、おれはエロディレクターよばわりされてしまった。でもまじめに考えた名称です。プライベートとパブリック。ローカルとグローバルの問題。別府の言いがたいあいまいさがいいなあと」
「別府:今になって考えると本当にアートだったのかどうかわからなくなっている。スペクタクルな見世物的な力強さがなかった。アートが触媒的となっていた。」
「土地の地霊、ロキとかそういうものをアートが引き出せるのではないかと思っている」
▼小泉さん
「英国ではコミュニティアートというが、「コミュニティアートプロジェクトという言い方はない。アートプロジェクトという言葉は日本独自の使われ方か」
▼芹沢さん
「都市開発、建築系では、地上げをきれいにしたときにプロジェクトと使われるね」
▼遠藤さん
「高校生クラバー。ベレー帽かぶってフリッパーズギターきどり」「反省して白楽の古本屋=伊勢佐木にあった先生堂の支店ではたらいていた。」
「北海道出身の青年が東京風吹かせて2001年にrythmという雑誌をつくった。」
「「古本屋閉店記念企画がはじめてのキュレーションでした。ここのおやじが、ビクトルエルセの3本目エルスールを買おうとしたら、1本目のみつばちのささやきを見てない奴には売れないなどおもしろすぎるおやじだった。」
「おやじの嫌いな澁澤は相場と相反して激安だった」
「ところがおやじが突然交通事故で亡くなってしまったので、閉店セールを開催した。そのときにはそう考えてなかったが今思うとそれがキュレーションだった」「新聞にのって500人くらい来た」「客がみんなおやじに本を売ってもらえなかったといっていた」
「2003ねんころ、ギャラリーソープなどでキュレーションをしていたがそのころはオーガナイザーだと思っていた」「福岡でギャラリーテトラを立ち上げた。テトラはおもしろい」
「アーカスについて。行政がお金を出す以上大義名分が必要。世界にはばたくアーティストを創出。+地域振興。しかしそのふたつの折り合いが難しい」
「自分がディレクターになったときから、社会的なリレーショナル・アーティストの登竜門とすることにより、世界にはばたくアーティストの創出+地域振興というふたつのミッションを果たそうとしている」
「観客の満足度とか動員数とか、アートプロジェクトのちがう評価の仕方があるはず。」「美術館のサブ的なイメージではなくレジデンスの機能も変わってくるはず。」
▼11時ころ
中締めしましたが、まだ、小泉さん、遠藤さん、芹沢さんほか、12人残って、わくわく混浴アパートメントを例に、アートプロジェクトの評価についてはなしちゅう。
▼12時ころ
小泉さん、遠藤水城さん、小島ラジオ毛原さん、CAMPの井上さんが残って、アートプロジェクトについて語り中。越後つまりの菊池歩のプロジェクトの展開とポピュリズムの是非。
▼1時ころ
菊池歩、住中さん、水内さんたちは、妻有のこへび隊から生まれた作家。妻有は作家を生み出している。
▼2時ころ
小泉さんは、ソニーバイオのトップセールスマンだった。
遠藤さんが家庭教師で、教えたこどもは成績がぐんぐんあがった。
▼3時半
内輪な話。
▼5時ころ
解散。
▼「時空芸術研究会」番外編in横浜下町パラダイスまつり
車座シンポジウム『これからのアート・プロジェクトはどう変わる?』
「アート・プロジェクトってなんでしょうか?」
「なんでアート・プロジェクトなのですか?」
「これからアート・プロジェクトはどうなるのでしょうか?」
このミニ・シンポジウムでは,東京芸術大学を中心に活動する表現文化の研究会「時空芸術研究会」の番外編と称しながら,横浜下町パラダイスまつりの参加企画として,「アート・プロジェクト」にかんする公開車座ディスカッションをおこないます。
メインゲストは,今春おこなわれた『別府現代芸術フェスティバル・混浴温泉世界』で総合ディレクターを務めた芹沢高志さん,そしてアーティスト・イン・レジデンス・プログラム『ARCUS(アーカス)』ディレクターや今秋おこなわれる『横浜国際映像祭』でキュレーターを務める遠藤水城さん。さらに今回の『横浜下町パラダイスまつり』を主催するART LAB OVA(アートラボ・オーバ)さん。ほかにもアーティストやキュレーター,研究者,文化事業関係者らが参加予定です。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
車座シンポジウム『これからのアート・プロジェクトはどう変わる?』を開催しました。
というか、現在、2時22分、話はまだ続いています。
参加者20人ほどのまさに「車座」のシンポジウムだったので、ここでしかでないような裏話も聞けて、興味深かったです。
小島ラジオがラジオ発信もしました。
横浜若葉町伊勢佐木町数百メートルにいる人の何人かが聞いていたかも?
ついったーで自分の報告以外は実況しているので、ここにコピペします。
▼小泉さんによる「アートプロジェクト」の説明
「アートプロジェクト3つの大きな財源。地方自治体。民間企業。観客。」
▼芹沢さん
「アートの勉強はしたことがない。建築を学び、エコロジカルプランニングのシンクタンクに就職」「できたての環境庁の若い役人と仕事をしていた」「その後住みやすい家、住みにくい家など環境についての翻訳などしていた。」「85年からお寺で建築をどうするかお金をどう集めるかPJに参加」
「85年=バブルの終わりごろ」「お寺をとっぱらって、数十階のマンション+テナント+墓地=葬式ビルをつくりませんか?という提案が銀行からあった」「葬式やってればやっていけるが都心の真ん中に檀家がいないので、ほぼ毎日なにもしないで過ごす住職→寺の社会的存在意義を考えはじめた」
都市開発の人間としては、「プロジェクト」という言葉はふつうだった。が、そのころ、アートの中にはプロジェクトという言葉はなかった。芹沢さんが蔡國強といっしょにやった企画を「プロジェクト」と呼んだのが、「アートプロジェクト」の始まり?
「プロジェクト・マネージメント」=お金のことも含めてすべてをプロジェクトとして考える。*たしかに、それまでは、「アート」「作品」とその「裏側」「プロセス」は分けて考えられていたんだなあ。
ヨコトリ2005の芹沢さん「美術を学んできていないし、キュレーターという仕事にそれほどピンとこないところもあった。はじめは乗り気でなかったが川俣さんにさそわれたから。ヨコトリよりも、デメーテルのほうが混浴に影響している。」
「デメーテルも、もうデメーテルという名称も決まっていたり、それはそれなりに問題も山積していたのだが」
「混浴温泉世界という名称をつけたがために、おれはエロディレクターよばわりされてしまった。でもまじめに考えた名称です。プライベートとパブリック。ローカルとグローバルの問題。別府の言いがたいあいまいさがいいなあと」
「混浴温泉世界という名称をつけたがために、おれはエロディレクターよばわりされてしまった。でもまじめに考えた名称です。プライベートとパブリック。ローカルとグローバルの問題。別府の言いがたいあいまいさがいいなあと」
「別府:今になって考えると本当にアートだったのかどうかわからなくなっている。スペクタクルな見世物的な力強さがなかった。アートが触媒的となっていた。」
「土地の地霊、ロキとかそういうものをアートが引き出せるのではないかと思っている」
▼小泉さん
「英国ではコミュニティアートというが、「コミュニティアートプロジェクトという言い方はない。アートプロジェクトという言葉は日本独自の使われ方か」
▼芹沢さん
「都市開発、建築系では、地上げをきれいにしたときにプロジェクトと使われるね」
▼遠藤さん
「高校生クラバー。ベレー帽かぶってフリッパーズギターきどり」「反省して白楽の古本屋=伊勢佐木にあった先生堂の支店ではたらいていた。」
「北海道出身の青年が東京風吹かせて2001年にrythmという雑誌をつくった。」
「「古本屋閉店記念企画がはじめてのキュレーションでした。ここのおやじが、ビクトルエルセの3本目エルスールを買おうとしたら、1本目のみつばちのささやきを見てない奴には売れないなどおもしろすぎるおやじだった。」
「おやじの嫌いな澁澤は相場と相反して激安だった」
「ところがおやじが突然交通事故で亡くなってしまったので、閉店セールを開催した。そのときにはそう考えてなかったが今思うとそれがキュレーションだった」「新聞にのって500人くらい来た」「客がみんなおやじに本を売ってもらえなかったといっていた」
「2003ねんころ、ギャラリーソープなどでキュレーションをしていたがそのころはオーガナイザーだと思っていた」「福岡でギャラリーテトラを立ち上げた。テトラはおもしろい」
「アーカスについて。行政がお金を出す以上大義名分が必要。世界にはばたくアーティストを創出。+地域振興。しかしそのふたつの折り合いが難しい」
「自分がディレクターになったときから、社会的なリレーショナル・アーティストの登竜門とすることにより、世界にはばたくアーティストの創出+地域振興というふたつのミッションを果たそうとしている」
「観客の満足度とか動員数とか、アートプロジェクトのちがう評価の仕方があるはず。」「美術館のサブ的なイメージではなくレジデンスの機能も変わってくるはず。」
▼11時ころ
中締めしましたが、まだ、小泉さん、遠藤さん、芹沢さんほか、12人残って、わくわく混浴アパートメントを例に、アートプロジェクトの評価についてはなしちゅう。
▼12時ころ
小泉さん、遠藤水城さん、小島ラジオ毛原さん、CAMPの井上さんが残って、アートプロジェクトについて語り中。越後つまりの菊池歩のプロジェクトの展開とポピュリズムの是非。
▼1時ころ
菊池歩、住中さん、水内さんたちは、妻有のこへび隊から生まれた作家。妻有は作家を生み出している。
▼2時ころ
小泉さんは、ソニーバイオのトップセールスマンだった。
遠藤さんが家庭教師で、教えたこどもは成績がぐんぐんあがった。
▼3時半
内輪な話。
▼5時ころ
解散。
▼「時空芸術研究会」番外編in横浜下町パラダイスまつり
車座シンポジウム『これからのアート・プロジェクトはどう変わる?』
「アート・プロジェクトってなんでしょうか?」
「なんでアート・プロジェクトなのですか?」
「これからアート・プロジェクトはどうなるのでしょうか?」
このミニ・シンポジウムでは,東京芸術大学を中心に活動する表現文化の研究会「時空芸術研究会」の番外編と称しながら,横浜下町パラダイスまつりの参加企画として,「アート・プロジェクト」にかんする公開車座ディスカッションをおこないます。
メインゲストは,今春おこなわれた『別府現代芸術フェスティバル・混浴温泉世界』で総合ディレクターを務めた芹沢高志さん,そしてアーティスト・イン・レジデンス・プログラム『ARCUS(アーカス)』ディレクターや今秋おこなわれる『横浜国際映像祭』でキュレーターを務める遠藤水城さん。さらに今回の『横浜下町パラダイスまつり』を主催するART LAB OVA(アートラボ・オーバ)さん。ほかにもアーティストやキュレーター,研究者,文化事業関係者らが参加予定です。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月24日
★「コミュニティアート映像祭」の報告
本日のコミュニティアート映像祭を主催した「コミュニティアート・ふなばし」事務局長からお礼のメールがきました。
報告に代えて転載します。
★コミュニティアート映像祭09「秋の宴」のお知らせ
ちなみに、ここで上映した「卒業」が、ヨコハマ国際映像祭コンペの第一次審査を通過しました。
■CREAMコンペティション 一次審査結果発表
+++++++++++++
お世話にっています。
コミュニティアート・ふなばしの山浦彬仁です。
今日の映像祭、本当にありがとうございました。
レイヤーが重なり合う若葉町の交差点、ジャック&ベティカフェで映像祭を開催できたこと、本当に光栄でした。
お客様が開始から終わりまで皆様存分に見ていってくださった事は、大変うれしく思いました。
また、作品についても、大田信吾さんの「卒業」について、若者の就職事情について思うことを話してくださったこと、nudeのセクシャルマイノリティに関する番組についてショッキングであったということなどお話してくださった上、お子さんたちが、よく見てくださったことにうれしく思いました。
*註:今回は10才と12才の少年も参加しました。
間の時間に、作品めぐりをさせていただく中で、若葉町では多世代という言葉が、多文化という言葉を包括しているということをまざまざと感じるとともに、アートプロジェクトとが引き寄せる偶発性が、日常の中の溶け込み、必然になっていく様子を、アメリカやのお姉さんと話して思いました。
遠藤さんと芹沢さんのトークも考えさせられるものでした。
結局オールナイトトークになったのでしょうか?(笑)
プロジェクトの進行中、日々膨れ上がる膨大なテキストの意味を、真正面から受け止めるには、とうてい1日ふらっと見に来るのでは、つかみきれず、プロジェクトの全ぼうを掴むには、もはや運営側・当事者にしかわからないかもしれないな、と思いながらお三方の話を伺いました。
おくのほっそり道も帰りに拝読しました。
またその中で、OVAさんのブログを思い出し、日々のテキストをWebにあげていくことは、見に来る側にも親切なプロジェクトだなと改めて思いました。
また今回もいろいろと勉強になりました。
会期中は次から次へと動きっぱなしだと思われますが、お体には気をつけてくださいね。
BABAISMも面白かったです。
今度の機会にはぜひ「なんの根っこだかわからないお茶」を頂きたいと思います。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
報告に代えて転載します。
★コミュニティアート映像祭09「秋の宴」のお知らせ
ちなみに、ここで上映した「卒業」が、ヨコハマ国際映像祭コンペの第一次審査を通過しました。
■CREAMコンペティション 一次審査結果発表
+++++++++++++
お世話にっています。
コミュニティアート・ふなばしの山浦彬仁です。
今日の映像祭、本当にありがとうございました。
レイヤーが重なり合う若葉町の交差点、ジャック&ベティカフェで映像祭を開催できたこと、本当に光栄でした。
お客様が開始から終わりまで皆様存分に見ていってくださった事は、大変うれしく思いました。
また、作品についても、大田信吾さんの「卒業」について、若者の就職事情について思うことを話してくださったこと、nudeのセクシャルマイノリティに関する番組についてショッキングであったということなどお話してくださった上、お子さんたちが、よく見てくださったことにうれしく思いました。
*註:今回は10才と12才の少年も参加しました。
間の時間に、作品めぐりをさせていただく中で、若葉町では多世代という言葉が、多文化という言葉を包括しているということをまざまざと感じるとともに、アートプロジェクトとが引き寄せる偶発性が、日常の中の溶け込み、必然になっていく様子を、アメリカやのお姉さんと話して思いました。
遠藤さんと芹沢さんのトークも考えさせられるものでした。
結局オールナイトトークになったのでしょうか?(笑)
プロジェクトの進行中、日々膨れ上がる膨大なテキストの意味を、真正面から受け止めるには、とうてい1日ふらっと見に来るのでは、つかみきれず、プロジェクトの全ぼうを掴むには、もはや運営側・当事者にしかわからないかもしれないな、と思いながらお三方の話を伺いました。
おくのほっそり道も帰りに拝読しました。
またその中で、OVAさんのブログを思い出し、日々のテキストをWebにあげていくことは、見に来る側にも親切なプロジェクトだなと改めて思いました。
また今回もいろいろと勉強になりました。
会期中は次から次へと動きっぱなしだと思われますが、お体には気をつけてくださいね。
BABAISMも面白かったです。
今度の機会にはぜひ「なんの根っこだかわからないお茶」を頂きたいと思います。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月23日
★おやじ花火
横浜下町パラダイスまつり2日目の夜。
パーティーの後に残ったおやじ アーティストたち。
こどもたちと遊び忘れた花火で盛り上がりまし た。
左から来島友幸、門脇篤、今井紀彰、スズキクリ。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
パーティーの後に残ったおやじ アーティストたち。
こどもたちと遊び忘れた花火で盛り上がりまし た。
左から来島友幸、門脇篤、今井紀彰、スズキクリ。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/
2009年08月23日
★ワスナニおじさんのインド屋台報告
とりあえず写真。
あとで、更新します。
*ワスナニおじさんのインド屋台は30日(日)17:00~も出店します。
▼横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭
●会期 2009年8月22日(土)〜8月30日(日)
(映画館での映画祭は8月28日(金)まで)
●会場 1)シネマ・ジャック&ベティ
シネマ・ジャック&ベティ・カフェ
横浜市中区若葉町3-51
2)横浜市中区若葉町界隈の商店
▼アートまつりから見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e114725.html
▼多文化映画祭から見た「ざっくりスケジュール」
http://downtownart.hama1.jp/e115168.html
●主催 ART LAB OVAアートラボ・オーバ
*アーティストがへんてこかわいいことをしているプロジェクト
http://artlabova.org
よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
●共催 シネマ・ジャック&ベティ
*横浜最後の名画座とミニシアターをもつまちの映画館
http://www.jackandbetty.net/